市立角館総合病院

0187-54-2111

脳神経外科

脳神経外科科長あいさつ

 当院開設まもない昭和28年~昭和30年、脳外科開設の25年前に当院ではてんかん治療の目的として宇津木医師らにより開頭手術が行われていました。瘢痕切除などが施行されていた報告が県医師会雑誌に残され、当時、東北大学外科の桂重次教授が前任地の金沢大学時代から脳の外科手術に取組まれていて、その弟子であった事に来歴があるようです。
 当脳神経外科は昭和55年に伊藤隆之が開設したのが最初です。大仙・仙北二次医療圏の地域中核病院として、主に脳卒中や頭部外傷を中心に神経学的、放射線学的な診断とそれに基づく外科治療、神経後遺症、対応しておりましたが、平成14年前々戸沢一馬院長、前伊藤隆之副院長の方針で、クモ膜下出血や脳梗塞、頸部閉塞性疾患に対して血管内治療を導入しました。途中、後藤勝弥先生、坂井信幸先生などの強力な支援をうけた後、平成24年からは専門医を院内で養成でき、血管内脳神経外科を標榜しました。現在、ルーチンでr-tPAで再開通がえられなかった動脈閉塞例に対して血栓溶解、血管形成術、血栓除去術を追加しています。
 最近3年間の年間手術件数は平均115例で、うち血管内治療が30件です。t-PAで最近の仙北市や周辺地域の急速な高齢化で、脳卒中の中でも脳梗塞の割合が増加、閉塞性の頸部、四肢など動脈硬化症、認知症を呈する正常圧水頭症例(30~40例)、がん患者の増加に伴い脳や脊髄転移や痛みに対する手術が増加傾向です。救急からリハビリまで、専門的かつ包括的な医療提供を目指します。
 現在、脳卒中後遺症やパーキンソン病などの運動麻痺、痛みに対して、薬物治療や筋肉の過緊張をとるボトックス、脊髄刺激(日大脳外科平山晃康教授と連携)、磁気刺激、手袋電極、薬物治療を併用の機能回復治療、川平和美教授の促通法に準じたリハビリを取り組んでいます。その他、下垂体部の良性腫瘍ついては、虎ノ門病院の山田正三副院長と連携して手術、薬物治療など後療法に対応し、四肢の動脈硬化症についての血管内治療(血管形成術、ステント留置術)は、木曜日の外来で紹介例、予定手術を中心に対応しています。

脳神経外科科長 西野克寛

脳神経外科の紹介(外来・病棟)

変形性膝関節症に伴う関節周囲の筋膜、靭帯、軟部組織の慢性痛
難易性の線維筋痛症の痛み
変形性膝関節症の痛みの低侵襲治療
を提供しております。

詳細はこちら(PDF:439KB)をご覧ください。

脊髄刺激療法(SCS)の治療を提供しております。

詳細はこちら(PDF:94KB)をご覧ください。

治療方針

消化器内科全般の診断・治療を最新の知見に基づいて行います。可能な限り、当院で完結できる診断・治療を心がけています。


血管内脳神経外科(院内標榜)

科の紹介(外来・病棟)

主に脳,脊髄,末梢神経など神経系の疾患の血管内(カテーテル)治療を行っています。

[脳血管内治療について]

 当院では、平成14年から脳血管内治療の先駆的な先生方(日本脳神経血管内治療学会指導医)との提携・ご協力により脳血管内治療を行なってきました。これらの先生方のご指導、ご協力の結果、この度、当院脳神経外科医師が同学会専門医を頂きました。これにより。今までよりも更に活発に脳血管内治療が行なえる環境になり、患者さんにとって治療の選択肢が増える事になりました。

[脳血管内治療とは?]

詳細はこちらをご覧ください。

(血管内手術の写真がありますので、閲覧にはご注意ください)

脳梗塞の治療 ~t-PA静注療法について~

 皆さんはt-PA(ティーピーエー)という薬を聞いた事がありますか?正式名称は組織型 プラスミノーゲンアクチベータといいますが、血栓(血の塊)を溶かす薬です。日本では2005年10月に認可された比較的新しい薬です。この薬は今までの血栓を溶かす薬と比べ、血栓に対する選択性が高いため強力に血栓を溶かします。その為、脳が完全に死んでしまう前に血栓が溶かせれば、後遺症が無く、もとの生活に戻る事が可能です。ただし、強力であるがゆえに副作用も強力です。また、脳細胞が死んでしまう前に血流が改善しなければ意味が有りません。死んでしまってから血流が再開しても脳細胞は生き返りません。そればかりか、脳細胞ともに死んでしまった脳血管が再開した血流によって破れ、脳の中に出血してしまう事もあります。出血が多量な場合、生命に関わる事も有ります。

[助かるために出来る事とは?]

詳細はこちらをご覧ください。

治療方針

「地域格差を無くす」・・・脳血管内治療においては、秋田県はかなり後進地域です。都会で受けられる治療が、仙北市で受けられないというギャップを無くせるよう努力します。

「フットワークを軽く」・・・特に脳梗塞は時間との戦いです。夜中であろうが急ぎの治療が必要です。小規模病院のメリットを逆に生かし、フットワーク軽く素早い対応に尽力します。

「血管内治療に拘らない」・・・なぜ?と思うかもしれませんが、血管内治療にも向き不向きが有ります。血管内治療、外科的手術双方の観点から、それぞれの治療のメリット・デメリットを検討し、患者さんにベストと思われる治療を提供するように心掛けています。

以上をモットーに、日々診療を行っています。

医師からのワンポイントアドバイス

脳梗塞について

 脳梗塞は発症から早期であれば治る可能性があります。片側の手足のしびれや脱力、ろれつが回らない、うまく喋れないなどの言語障害、片側の顔面(口周囲)の麻痺などの症状がある場合は、様子を見ないで急いで救急車を呼びましょう。

脳ドック検査について

 親、兄弟姉妹、子供などに脳動脈瘤・クモ膜下出血の方がいる場合は、一度、脳ドックを受けてみることをお勧めします。

疾病予防について

 脳卒中は、なってしまうと多くの場合後遺症を残します。予防が何より重要です。高血圧、糖尿病等がある方はその治療をしっかり行って下さい。

外来のご案内

第5回パーキンソン病、疼痛特殊外来のお知らせ
 秋田県にはパーキンソン病や難治性疼痛の外科治療を行う施設がありません。機能的脳神経外科の大家、日本大学 平山晃康教授の外来を実施します。興味のある方はご相談ください。

実施日時:平成30年10月18日(木)
受付時間:9:30~11:30の間【予約不要】
実施場所:Bブロック(脳神経外科外来)
担当医師:日本大学脳神経外科 平山晃康教授
来歴等こちらをご覧ください。
【終了】第4回パーキンソン病、疼痛特殊外来のお知らせ
 実施日時:平成30年8月2日(木)
【終了】第3回パーキンソン病、疼痛特殊外来のお知らせ
 実施日時:平成30年4月19日(木)
脳外科外科外来からのお知らせ
●膝および下肢痛、線維筋痛症の痙縮痛に対する痛み治療
●下肢動脈硬化症の血管内治療

 当科では、以下について、機能回復神経学の創始者、Baylor医科大学リハビリ医学、Milan& Meta Dimitrijevic名誉教授、日本大学脳神経外科 平山晃康教授と連携して、以下を対象に、新しい痛みの発生機序を解明して、新しい観点から、脊髄刺激治療による痛みの治療、下肢動脈の血管内治療を提供しております。痛み治療に関しては、薬理学的試験にて、治療前に効果判定が可能です。
 ご興味のある方は、木曜日の西野克寛の外来、または、医療連携室にご相談ください。

(対象疾患)
1) 変形性膝関節症に伴う関節周囲の筋膜、靭帯、軟部組織の慢性痛
2) 難易性の線維筋痛症の痛み
3) 変形性膝関節症の痛みの低侵襲治療
4) 下肢動脈硬化症の血管内治療
脳神経外科科長 西野克寛

中枢神経障害における運動機能の回復

銀手袋電極によるスーパーリハビリの詳細はこちら

mesh socks電極と脊髄刺激による下肢運動機能の回復促進治療について

脳卒中学会で発表いたしました。詳細はこちら


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