放射線科
Q&A(よくあるご質問)
- MRI検査を受けたのですがCTは必要なんですか?
- 一見似ているような機械ですが、得られる情報は大きく異なります。様々な病気の種類により各検査で見え方が変わるので、その見え方のパターンや色などで病気の種類を判別しています。また、各検査により判別するのに得意な病気がありますので使い分けています。
- 先日レントゲンをとりましたがCT検査をして被ばくは大丈夫でしょうか?
- CT検査はレントゲンより被ばくする量は多いですが、技師が健康に影響の無い量に調節し、診断を行える最低量のX線で検査を行っています。例えば、胸のレントゲン検査も非常に微量の被ばくであり健康に影響はありません。また、検査を行った事でご自身の病気が見つかる事は、被ばくのリスクよりはるかに上回るとされています。もしご心配な際は担当医師、または放射線技師にご相談ください。
- 糖尿病のお薬は検査には関係あるんですか?
- 糖尿病のお薬の中にはビグアナイド系糖尿病薬という種類のものがあります。CT検査で使われる造影剤というお薬とビグアナイド系糖尿病薬は相性が悪く身体に悪影響を及ぼす可能性があります。ビグアナイド系糖尿病薬を服用している方は、検査の前後2日間、お薬を中止していただくことがありますので、必ず担当医師に検査予約の段階で事前にお申し出下さい。ご自身の判断で中止することのないようお願い致します。
- 狭い所が苦手なのですが…。
- 苦手なお気持ちお察しします。
MRI検査はあなたのお身体の状態を調べたり、病気の治療方針を決定したりするのに役立ちます。
基本的に、患者さんのご希望により検査を行うかどうか選択できますので、ご自身のお身体の状態を医師とよく相談してから決めるのが良いと思います。
また、当院では狭い所が苦手な方に、少しでも快適に検査が行えるよう特別に配慮しておりますので、勇気をもって検査を選択した際には、遠慮なさらずにご相談ください。
- 食事をしてよいでしょうか?
- 検査は一度に全身を行うことはできず、一つの検査目的の場所を集中して細かく検査をします。場所によっては食事の後の胃腸の動きや消化活動の影響でうまく検査が行えない場合もありますので、より精度の良い検査結果を得るために食事を制限する場合がございます。例としてはお腹(胆のうなど)が対象となります。お腹の動きに関係がない、頭や腕、足などは食事を制限する必要はありません。
検査の目的によっては造影剤(リンク:造影剤について)というお薬を使用することもございます。このお薬は体質によって体が負けてしまう方もいらっしゃいます。お薬に負けたときに人によっては吐き気をもよおす方もおります。その際に吐いたもので喉がつまらないように、造影剤を使用した検査は検査する場所にかかわらず安全のため食事を制限させていただいております。
詳しいこと、不安なことがある際には医師にご相談ください。
- 子どものMRI検査は可能ですか?
- 当院ではお子さんの検査に対する不安を少しでも軽減させるための取り組みをしています。
詳しくはMRI検査ページをご覧ください。
- かなり痛い検査と聞きますが大丈夫ですか?
- 痛みには個人差がありますが、少なからず痛みを伴います(ホルモンの関係で生理前は痛みを感じやすいです)。痛みを我慢し、より乳房を圧迫することができれば、病気の有無がわかりやすい検査となり、必要なX線量も少なく抑える事ができます。
技師一同、よりよい検査となるよう努めてまいります。もし途中でご気分がすぐれないときがある際は、遠慮なく技師にお申し出下さい。
- X線被ばくはどれくらいですか?
- マンモグラフィ1回の撮影で受ける線量(被曝線量)はかなり低いものとなっています。
当科では被ばく線量の目安であるJARTガイドライン値を参考に、健康に影響のないレベルを保っていますのでご安心下さい。
- 発泡剤とはどういうものですか?
- 発泡剤とはコーラの炭酸のように泡を出すお薬です。
胃は風船のように袋状ですが通常しぼんでいます。それを発泡剤を飲んで空気でパンパンに膨らませることによってしわが伸ばされ小さな病気も見やすくなります。
検査中はゲップが出やすくなりますが、ゲップをすることによりまた胃がしぼんでしまい、折角行った検査も病気が見つけづらい検査になってしまいます。 患者さんのご協力により、よい検査となります。
- 検査後、内視鏡検査を勧められましたが、どうしたらよいですか?
- 胃の透視検査は1mm程度の細かな病変まで捉える事もできますが、中には胃の透視検査では見づらい形の病変も存在します。
また、詳細な病気の種類までは確定できないため、内視鏡検査を勧められた際には一度受診してみてはいかがでしょうか。