市立角館総合病院

0187-54-2111

臨床検査科

業務のご紹介

検体検査
業務名 内容
1.生化学検査  肝機能、腎機能、心機能、電解質、蛋白質、ホルモン・糖・脂質代謝などの異常の有無について、血液成分を分析しています。
2.免疫学検査  肝炎ウイルスなどの抗原・抗体価の測定、梅毒検査、気管支拡張剤・抗てんかん剤などの血中薬剤濃度の測定、癌の進行に伴い増加する腫瘍マーカー検査などを行っています。
3.血液学検査  赤血球数・白血球数・血小板数・ヘモグロビン濃度などを計測しています。またこれらの形態の異常の有無も調べます。また止血に必要な凝固・線溶の検査も行っています。
4.輸血検査  輸血のための血液型・不規則抗体検査、安全な輸血を実施するための交差適合試験及びアルブミン製剤・血液製剤の供給・管理を行っています。
5.細菌検査  あらゆる材料(血液、喀痰、咽頭粘液、鼻汁、尿、便、膿汁など)を用いて、感染症を引き起こしている原因(細菌・ウイルスなど)をつきとめます。また原因菌に対し、どのような抗菌薬が有効であるかも調べます。
6.一般検査  尿中の蛋白、糖、潜血などと、出現している有形成分(細胞・結晶など)を調べます。また、便中の潜血や寄生虫の検査、髄液中の蛋白・細胞数の検査も行っています。
7.細胞診検査  尿、喀痰、胸水、腹水、婦人科の材料などから顕微鏡標本を作製し、細胞検査士が癌細胞の有無を調べます。

生理検査
業務名 内容
1.心電図検査  心電計で心臓の電位を調べ、不整脈・虚血・梗塞などの心疾患の有無を調べます。他に負荷心電図、24時間心電図検査も行っています。
2.超音波検査  心臓に超音波を当てて形態・血流・心機能状態を調べる心エコー検査、頸動脈に超音波を当てて血管の太さ・内膜の厚さ・血栓の有無を調べる頸動脈エコー検査を行っています。
3.血圧脈波検査  血圧脈波計を用い、血圧・心電図・心音図・脈波図を同時に計測し、血管(動脈)の状態を調べます。これにより動脈硬化の早期発見、進展の経過観察が可能となります。
4.呼吸機能検査  スパイロメーターを用い、肺活量など肺の働き具合を調べます。また、気管支喘息の状態や経過観察目的のために、呼気一酸化窒素濃度の測定も行っています。
5.脳波検査  脳波計を用い、脳から発する微弱な電位を記録し、てんかん、発作性疾患、脳の器質的・機能的疾患の診断や治療効果の判定に用いられます。
6.聴力検査  オージオメーターを用い、音の聴こえ具合を検査します。聴力検査には気導・骨導の二種類があり、これにより伝音難聴と感音難聴の区別が可能となります。