産婦人科
昨年2月24日(木)から、毎月第4木曜日に、秋田大学医学部産科婦人科学教室 寺田幸弘 教授が来院されております。
専門は、不妊、内分泌、内視鏡手術などです。不妊症に悩んでおられる方や、内視鏡手術に関する相談を希望される方は、是非、寺田教授の診察を受けてください。
平成24年4月1日より、菅原多恵先生に替わり木藤正彦先生が赴任しました。医師免許取得後5年目、産婦人科専攻3年目の、貴重な秋田県出身の医師です。
どうぞ宜しくお願いします。
なお、これまで通り、月1回、市立秋田総合病院産婦人科 高橋 道科長(婦人科外来・手術)に応援していただいております。
産婦人科の外来診療日程はこちらをご覧下さい。
産婦人科の外来・・・・・・
外来の受付時間は午前11時までです。11時以降に来院された方は、急病、重症の方、開業医から紹介があり、受け入れた方以外は診察しませんので、ご了承お願います。他科と掛け持ち受診される場合も、11時までに外来にお越し下さいますようお願い申し上げます。
新患の方は、カルテ作成、カルテ出し等に時間がかかる上、診察にも時間がかかりますので、10時頃までにご来院下さいますようお願い致します。また、高橋先生が来院し、午後に手術がある場合(毎月第3金曜日が多い)は、10時30分で受付を終了させていただきます。
生徒・学生で、授業の関係で時間内に受診できない場合は、手術や出張等の事情がない限り、朝一番(8時30分)または学校終了後(午後4時30分まで)に診察しますので、産婦人科外来に電話していただき、打ち合わせのうえ受診してください。急に具合が悪くなって朝一番に受診された場合は、看護師に申し出ください。
※里帰り分娩希望の方は、紹介状と産科医療補償制度の登録用紙の控えを持って、妊娠34週頃に里帰りし、実家に着いたらできるだけ早く受診してください。予約は電話で承りますので、予約のための受診は不要です。診察前に検査等がありますので、9時30分までに受付を済ませてください。
ソフロロジー法で快適なお産と意欲的な育児をしましょう
ソフロロジー法により、お母さんが前向きな気持ちでお産に臨めるとともに、母性意識や育児意欲が高まると言われています。さらに、分娩中にあかちゃんへの酸素供給が悪くなりにくいという副効用もあります。数回の練習ではなかなか難しいと思いますが、チャレンジしてみてください。
当院は、覚醒時哺乳(生まれて30分以内の哺乳)を実施し、母児同室で保育しています。カンガルーケアーは、 保育器のない開発途上国における未熟児哺育時の保育器代わりに考えられたもので、十分な管理下で実施しないと、呼吸障害による新生児死亡や脳障害をきたすことがありますので、実施しておりません。
最近、卒乳と称して、こどもが自然に離れるまで授乳して構わないということが宣伝され、2歳を過ぎても授乳しておられる方がいます。栄養面でも問題(現に発達障害になった子もいます)ですし、母も子も横着になります(離乳食を食べさせるより授乳した方が、母も子も楽)。6ヶ月から離乳食を始め、10ヶ月には断乳してください。赤ちゃんが生まれて初めて自分の思い通りにならないことが断乳です。これが最初の躾です。成長に合わせて、やって良いこと、悪いことを教えていかないと、わがままで善悪の区別がつかない子ができあがります。
各種制度について
1.産科医療補償制度
平成21年1月1日以降に、妊娠33週以降、2,000g以上で生まれ、分娩が原因で発症した脳性麻痺(診断は早くても生後6ヶ月、時に1歳半くらいななる)に対し、医師の過失の有無にかかわらず、療育準備一時金600万円、療育費として年120万円が支給される制度です。当院では、全員に加入していただいております。保険料は3万円で、分娩費に加算されていますが、出産・育児一時金が42万円に増額されており、窓口負担の増加はありません。
国保・社保未加入の方や外国人には出産・育児一時金は支給されませんので、生活保護を受けられないかなど、民生委員や市の窓口に相談してください。
2.妊婦健診補助券
平成23年4月以降も、妊婦健診の補助券が発行されていますが、内容に変更があります。妊婦健診時には、全ての補助券をご持参ください。
子宮頸がん検診のクーポン券をお持ちの方は、初回の妊婦健診時にご持参ください。
妊婦健診はほぼ無料で受けられますが、異常が発生して保険診療を行った場合は、自己負担分(通常3割)をお支払い願います。
※里帰り分娩希望の方は、原則として、補助券を使用することができません。しかし、当院が居住地の市町村と契約している場合は使用できますので、居住地の役所の担当課と相談してください。補助券を使用する場合でも、健診内容や料金は各県または市町村で異なりますので、あくまで、秋田県の内容で実施します。その結果、自己負担が生じる場合がありますので、ご了承ください。
3.出産・育児一時金の直接支払い制度
平成20年10月1日から、出産に係る費用が、出産育児一時金から直接病院に支払われる制度が始まりました。また、支給額42万円(うち3万円は産科医療補償制度保険金に充当)に増額されます。費用が42万円以内の場合、退院時に現金で支払う必要はありません。42万円未満の場合は、明細書を添えて保険者に請求することにより、42万円との差額がもどってきます。したがって、本制度を利用することにより、高額の出産費用を準備する必要がなくなります。
なお、産科医療補償制度に未加入の医療機関で分娩した場合および妊娠12週から21週までの流産では39万円となります。
代理受領制度は廃止となりましたので、手続き済みの方も、新たに直接支払い制度の合意書に署名をお願いします。
当院では、原則として本制度を利用していただきます。分娩で入院された際に事務員が病室を訪問しますので、手続きしてください。
帝王切開等で保険適用となる場合、高額医療となります。その際は、「限度額適用認定証」を取得していただきます。(本人または家族が保険者に申請する。)入院後に緊急帝王切開となった場合は、入院中に取得してください(家族が申請する)。住民税非課税の方は、「限度額適用・標準負担額減額認定証」を保険者から発行してもらってください。その際には「非課税証明書」を市の税務課等から発行してもらった上、添付して請求しなければなりません。これらの方は、高額医療の自己負担分および自費負担分の合計を出産育児一時金からお支払いいただきます。42万円未満の場合は、明細書を添付して請求すると、残額が、保険者から皆様に支払われます。
ご不明な点がございましたら、医事課担当職員(朝水)までお問い合わせください。
なお、本制度は平成23年3月までの時限措置ですので、それ以降に関しては、決定次第お知らせします。
ヒトパピローマウィルス(子宮頸がん)ワクチン接種について
平成23年8月8日(月)から、小学6年生のワクチン接種の申し込みを受け付けています。平日(月〜金曜日)の午前11時から12時に予約の電話をしてください。
接種は水曜日の16時(午後4時)からです。1日に接種できる人数が限られており、希望の日に接種ができるとは限りませんのでご了承ください。
1.予約受付
平日の午前11時から12時です。市立角館総合病院(0187-54-2111)に電話し、「子宮がんワクチンの予約をしたい」とお話し下さい。
2.接 種
指定された日の16時(午後4時)までに産婦人科外来にお越し下さい。小学6年生は保護者の同伴が必要です(厚生労働省よりの通知)。小児科では接種しませんのでご注意ください。
3.次回接種の予約
初回接種後、4週間後と6ヶ月後の予約を行います。6ヶ月後に行う3回目の接種を忘れる方がおります。2回接種では無効ですのでご注意ください。
4.発熱等で接種できなかった場合
その場で別の日の予約を行います。あらかじめ接種できる状態でないことが分かっている場合は、午前11時〜12時の間に電話でお知らせください。その際に、別の日の予約を行いますので、都合を確認しておいてください。2種混合ワクチンの前後または同時に接種しても何ら問題はありませんが、副作用が出た場合、どちらの影響かわからなくなりますので、1週間以上ずらされることをお勧めします。
各種検診について
1.子宮頸がん、体がん検診
子宮頸がんの発見率は30代で最多。10代、20代の頸がんも増えています。子宮頸がんはヒトパヒローマというウイルス感染により起こります。性交を経験したら、年1回の検診を受けて下さい。
30歳まで出産経験のない方、不正出血のある方、子宮筋腫や内膜症のある方、糖尿病の方は子宮体がんのハイリスク群です。是非、年1回、子宮体がん検診(乳がん検診も)を受けてください。閉経後の方も体がん検診の対象です。
2.市の子宮がん、卵巣腫瘍検診(住民検診)
平成23年度の子宮頸がん・卵巣腫瘍検診が6月2日(木)から開始されます。
申込方法等は以下の通りです。
〔対象年齢〕
20〜39歳の全員、40歳以上の偶数年齢の方
〔予約申込期間〕
平成23年5月9日(月)〜平成23年11月21日(月) 午後9時〜午後3時まで
〔予約方法〕
市立角館総合病院医事課に電話し、「市の子宮がん、乳がん、または両者の検診を申し込みます」と伝えてください。氏名、生年月日、住所、電話番号をお聞きし、実施日を予約させていただきます。
〔予約電話番号〕
市立角館総合病院 医事課 0187-54-2111(代表) 内線 122
〔検診実施期間〕
平成23年6月2日(木)〜平成23年11月28日(月)の毎週、月曜日と木曜日。
ただし、祝日は実施しません。
〔検診当日の受付時間〕
正午〜午後0時45分まで
〔料金(自己負担分)〕
子宮頸がん・卵巣腫瘍検診…1,300円
乳がん検診…1,000円
ただし、以下の方は無料です。
仙北市国保加入の方、70歳以上の方、生活保護の方、非課税世帯証明書持参の方
子宮頸がん検診の判定方法がベセスダ方式に統一されました。採取細胞数が少ない場合は、病院での再検査が必要です。再検査を防ぐ意味でも、西木、田沢湖地区の方も、バス検診ではなく、当院で検診を受けることをお勧め致します。
子宮体がん検診は実施しておりませんので、「 1.」で示したハイリスクの方は、市の検診ではなく、通常どおり午前11時までに病院を受診して検診を受けてください。また、住民検診の対象者は全く病気や症状が無い方です。子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫を指摘されていたり、不正出血がある方、市の検診で精密検査の対象になったことがある方などは住民検診の対象となりません。やはり、通常どおり病院を受診して検診を受けてください。
卵巣がんは、初期には無症状で、何らかの症状が出た場合は、かなり進行していると考えられます。また、卵巣腫瘍を発見しても、良性か癌かの診断は、MRI、腫瘍マーカーなどの検査をしてもわかるとは限りません。超音波診断を中心に定期的に経過観察をして、悪性の疑いがある場合はもちろん、そうでなくても6cm以上の大きさになったら手術を考慮するようにいわれております。まずは、卵巣腫瘍を発見することが重要ですので、是非、検診を受けてください。
検診は40歳以上は2年に1回となっていますが、2年に1回で大丈夫ということではなく、予算的な問題ですので、該当しない年度は、病院を受診して検診を受けてください。
クーポン券をお持ちの際は、予約時にクーポン券を使用する旨をお知らせください。その上、検診時にご持参ください。
3.新生児の聴力検査
生まれつき難聴があると、言葉の発達も遅れ、保育所等でいじめにあうこともあり、早期に発見して治療することが重要です。(生後に発症する難聴は診断できません)。当科では、全員に聴力検査を実施しております。
現在、県からの補助が廃止され、平成22年4月1日以降から3,500円を負担していただくことになっております。
玉川温泉ではがんは治りません
玉川温泉ではがんは治りません。かえって体力を消耗する恐れがありますし、脱水や循環不全により病院に救急搬送される方も少なくありません。糖尿病や心疾患の多くは悪化します。体調を考え、主治医の許可を得て、紹介状を持ってお越し下さい。
病院に搬送される方も少なくありませんが、医師の過大な負担となっています。勤務医が辞める一因となっており、地域医療の崩壊につながります。必ずしも、地元に帰れる状態になるとは限りませんし、死亡する場合もあります。当地で最後を迎える覚悟と、自己責任でお帰りになる覚悟のない方は、お越しになる前に、再度、熟慮してください。
がんで死なないためには、早期発見が最も大切です。不正子宮出血のある方も放置せずに受診して下さい。子宮がん、乳がん検診で精密検査に該当した方や、何らかの病気のある方は、市の検診ではなく、直接病院で検診を受けてください。なお、年1回の検診をお勧めします。
2010年 産婦人科医療統計報告
2010年の産婦人科医療統計がまとまりましたので報告します。
産婦人科統計
2010年1月1日〜12月31日
1.延べ患者数
入 院:3,363人(9.2人/日) 外 来:5,962(24.5人/日)
新 患:556人(2.3人/日)
入院は対前年比954人減、外来は103人減、新患は24人減でした。
2.婦人科手術件数
(1)開腹手術 12件
腹式単純子宮全摘術5件、同+両側付属器摘出術1件、同+片側付属器摘出術2件、同+片側付属器摘出術+対側卵巣嚢腫核手術1件、両側附属器摘出術1件、片側附属器摘出術1件、腹創シ開・再縫合(超肥満)1件
(2)腟式手術 5件
子宮脱根治手術(腟式単純子宮全摘術+全腟壁形成術) 2件、円錐切除術(ハーモニックスカルペル)1件
3.がん化学療法
1例(正常大卵巣癌症候群、癌性腹膜炎、TC療法)
4.死亡
2例(子宮頸がん末期:初診から2ヶ月22日、子宮平滑筋肉腫:初診から2ヶ月)
5.産科:分娩数(対前年40件減)
112件
正期産106件、早産6件(36週以降)、
初産53件、経産59件、里帰り分娩28件
自然分娩 90件(未受診自宅分娩1件を含む)、吸引分娩 6件、帝王切開16件(選択的9件・緊急7件)、VBAC 0件
6.出生体重
2,000〜2,499g 6人、2,500〜3,799g 105人、3,800g以上 1人
7.Apgar score(1分値:生児)
5〜7点 3人、8〜10点 108人、不明 1人
8.UApH(臍帯動脈血pH )
7.0〜7.19 2人、7.2〜7.29 32人、≧7.3 77人、不明 1人
9.手術件数
産科手術 27件、帝王切開術 16件、流産手術 9件、
人工妊娠中絶術 2件(鬱病 2件)
10.救急搬送
子宮内胎児発育遅延 1件、切迫早産 1件、予定日超過+事情により指導医不在時の分娩となる恐れ 2件、新生児 3件(大動脈離断、MAS、血小板減少症)卵巣癌 1件
5月11日(金)の婦人科外来は後藤医師不在のため、一診となります。
予約の方以外は、待ち時間が長くなりますがご了承願います。
寺田 幸弘教授の診察日は5月24日(木)の予定
高橋 道先生の診察、手術日は5月18日(金)の予定です。
また、この日に限り受付時間は午前10時30分までとなりますので、ご了承願います。
当院では、秋田県における婦人科腫瘍・手術の第一人者である、市立秋田総合病院婦人科科長 高橋道先生の応援をいただいております。がんに関する相談や、手術を受けるかどうか悩んでいる方は、高橋先生の診察を受けてください。
ヒトパピローマウィルス(子宮頸がん)ワクチン接種についてを追加掲載しました。詳細はこのページの中腹をご覧ください。