市立角館総合病院

産婦人科

 6月から今月いっぱいで長尾大輔先生が替わり、10月より下田先生が担当します。なお、月1回、市立秋田総合病院産婦人科 高橋 道科長(婦人科外来・手術)に応援していただいています。

産婦人科の外来診療日程はこちらをご覧下さい。


産婦人科の外来・・・・・・

(重要)
毎週水曜日に実施していた午後外来は、2010年3月31日をもって終了させていただきました。また、秋田大学田中教授の定年退官に伴い、更年期外来も終了となりました。

 需要が少ないこと、新患の午後受診では十分な検査や処置ができないこと、麻酔科が来院する水曜日に手術が組めないことなどが理由です。ご理解をお願いします。
 なお、午前の受付は11時までです。11時以降に受診された場合、緊急性のない方はお断りすることがあります。開業医は午後も診察していますので、開業医の受診をお勧めします。また、新患の方は、診察に時間がかかるため、10時までに受付を済ませていただきますようお願いします。

生徒・学生で、授業の関係で時間内に受診できない場合は、手術や出張等の事情がない限り、朝一番(8時30分)または学校終了後(午後4時30分まで)に診察しますので、産婦人科外来に電話していただき、打ち合わせのうえ受診してください。急に具合が悪くなって朝一番に受診された場合は、看護師に申し出ください。


※里帰り分娩希望の方は、紹介状と産科医療補償制度の登録用紙の控えを持って、妊娠34週頃に里帰りし、実家に着いたらできるだけ早く受診してください。予約は電話で承りますので、予約のための受診は不要です。診察前に検査等がありますので、9時30分までに受付を済ませてください。

ソフロロジー法で快適なお産と意欲的な育児をしましょう

 ソフロロジー法により、お母さんが前向きな気持ちでお産に臨めるとともに、母性意識や育児意欲が高まると言われています。さらに、分娩中にあかちゃんへの酸素供給が悪くなりにくいという副効用もあります。数回の練習ではなかなか難しいと思いますが、チャレンジしてみてください。
 当院は、覚醒時哺乳(生まれて30分以内の哺乳)を実施し、母児同室で哺乳しています。カンガルーケアーは、 保育器のない開発途上国における未熟児哺育時の保育器代わりに考えられたもので、十分な管理下で実施しないと、呼吸障害による新生児死亡や脳障害をきたすことがありますので、実施しておりません。
 最近、卒乳と称して、こどもが自然に離れるまで授乳して構わないということが宣伝され、2歳を過ぎても授乳しておられる方がいます。栄養面でも問題(現に発達障害になった子もいます)ですし、母も子も横着になります(離乳食を食べさせるより授乳した方が、母も子も楽)。7ヶ月から離乳を始め、10ヶ月には断乳してください。赤ちゃんが生まれて初めて自分の思い通りにならないことが断乳です。これが最初の躾です。成長に合わせて、やって良いこと、悪いことを教えていかないと、わがままで善悪の区別がつかない子ができあがります。


各種制度について

1.産科医療補償制度

 平成21年1月1日以降に、妊娠33週以降、2,000g以上で生まれ、分娩が原因で発症した脳性麻痺(診断は早くても生後6ヶ月、時に1歳半くらいななる)に対し、医師の過失の有無にかかわらず、療育準備一時金600万円、療育費として年120万円が支給される制度です。当院では、全員に加入していただいております。保険料は3万円で、分娩費に加算されていますが、出産・育児一時金が42万円に増額されており、窓口負担の増加はありません。
 国保・社保未加入の方や外国人には出産・育児一時金は支給されませんので、生活保護を受けられないかなど、民生委員や市の窓口に相談してください。

2.妊婦健診補助券

 平成22年4月からの発行分について、補助の内容が大幅に変更になりました。市町村の財源の問題で、超音波検査への補助が減少しています。また、1枚ごとに値段も異なります。
 仙北市では、妊婦の子宮頸がん検診への補助券が7月から交付されています。しかし、クーポン券をお持ちの方は提出してください。
 異常発生し、保険診療を実施した場合は、自己負担が生じますので、ご留意ください。
 いずれも、2011年3月31日までの時限措置です。

※里帰り分娩希望の方は、原則として、補助券を使用することができません。しかし、当院が居住地の市町村と契約している場合は使用できますので、居住地の役所の担当課と相談してください。補助券を使用する場合でも、健診内容や料金は各県または市町村で異なりますので、あくまで、秋田県の内容で実施します。その結果、自己負担が生じる場合がありますので、ご了承ください。


3.出産・育児一時金の直接支払い制度

 平成20年10月1日から、出産に係る費用が、出産育児一時金から直接病院に支払われる制度が始まりました。また、支給額42万円(うち3万円は産科医療補償制度保険金に充当)に増額されます。費用が42万円以内の場合、退院時に現金で支払う必要はありません。42万円未満の場合は、明細書を添えて保険者に請求することにより、42万円との差額がもどってきます。したがって、本制度を利用することにより、高額の出産費用を準備する必要がなくなります。
 なお、産科医療補償制度に未加入の医療機関で分娩した場合および妊娠12週から21週までの流産では39万円となります。
  代理受領制度は廃止となりましたので、手続き済みの方も、新たに直接支払い制度の合意書に署名をお願いします。
  当院では、原則として本制度を利用していただきます。分娩で入院された際に事務員が病室を訪問しますので、手続きしてください。
  帝王切開等で保険適用となる場合、高額医療となります。その際は、「限度額適用認定証」を取得していただきます。(本人または家族が保険者に申請する。)入院後に緊急帝王切開となった場合は、入院中に取得してください(家族が申請する)。住民税非課税の方は、「限度額適用・標準負担額減額認定証」を保険者から発行してもらってください。その際には「非課税証明書」を市の税務課等から発行してもらった上、添付して請求しなければなりません。これらの方は、高額医療の自己負担分および自費負担分の合計を出産育児一時金からお支払いいただきます。42万円未満の場合は、明細書を添付して請求すると、残額が、保険者から皆様に支払われます。
  ご不明な点がございましたら、医事課担当職員(朝水)までお問い合わせください。
  なお、本制度は平成23年3月までの時限措置ですので、それ以降に関しては、決定次第お知らせします。


各種健診について

1.子宮頸がん、体がん検診

 子宮頸がんの発見率は30代で最多。10代、20代の頸がんも増えています。子宮頸がんはヒトパヒローマというウイルス感染により起こります。性交を経験したら、年1回の検診を受けて下さい。
 30歳まで出産経験のない方、不正出血のある方、子宮筋腫や内膜症のある方、糖尿病の方は子宮体がんのハイリスク群です。是非、年1回、子宮体がん検診(乳がん検診も)受けてください。閉経後の方も体がん検診の対象です。

2.市の子宮がん、卵巣腫瘍検診(住民検診)

 平成22年度の検診が6月から始まりました。平成22年11月まで毎週月曜と木曜の午後に実施しています。今年から、判定方法が変わり、細胞数が少ない場合は再検査をしていただくことになります。再検査を防ぐ意味でも、西木地区、田沢湖地区の方も市立角館総合病院で受診されることをお勧めします。
 子宮体がん検診は実施しておりませんので、1.で示したハイリスクのみなさまは、通常の外来を受診して検診を受けてください。
 卵巣がんは、初期には無症状で、なんらかの症状が出た場合はかなり進行していると考えられます。また、卵巣腫瘍は発見できても、がんかどうかの診断は極めて難しく、大きくなり方、超音波画像の変化、血液の腫瘍マーカー、必要に応じてMRIなどを用いて総合的に判断されます。したがって、卵巣腫瘍を発見して、定期的に診察しない限り早期発見はできません(悪性度の強いものでは、それでも早期発見ができない場合もあります)。また、卵巣に子宮内膜症がある方は、悪性度が高いがんが発生する恐れがありますので、定期検診と状況によっては早期の手術が必要になります。いずれにせよ、卵巣腫瘍検診を受けることが大前提です。
 検診は2年に1回となっていますが、それで十分ということではなく、予算の関係ですので、是非、年1回受診してください。(市の検診年でない方は、直接病院を受診してください)。なお、20歳から39歳までは年1回の検診です。
 一度異常が指摘された方は、その後は市の検診の対象ではありませんので、病院の医師の指示に従って経過観察をしてください。再び市の検診を申し込んだりすることは、医療費の大きな無駄遣いです。

妊婦さん以外でクーポン券をお持ちの方は、当院医事課(内線122)に電話し、市の子宮がん検診を予約してください。

3.新生児の聴力検査

 生まれつき難聴があると、言葉の発達も遅れ、保育所等でいじめにあうこともあり、早期に発見して治療することが重要です。(生後に発症する難聴は診断できません)。当科では、全員に聴力検査を実施しております。
 現在、県からの補助が廃止され、平成22年4月1日以降から3,500円を負担していただくことになっております。


玉川温泉ではがんは治りません

 玉川温泉ではがんは治りません。かえって体力を消耗する恐れがありますし、脱水や循環不全により病院に救急搬送される方も少なくありません。糖尿病や心疾患の多くは悪化します。体調を考え、主治医の許可を得て、紹介状を持ってお越し下さい。
 病院に搬送される方も少なくありませんが、医師の過大な負担となっています。勤務医が辞める一因となっており、地域医療の崩壊につながります。必ずしも、地元に帰れる状態になるとは限りませんし、死亡する場合もあります。当地で最後を迎える覚悟と、自己責任でお帰りになる覚悟のない方は、お越しになる前に、再度、熟慮してください。
 がんで死なないためには、早期発見が最も大切です。不正子宮出血のある方も放置せずに受診して下さい。子宮がん、乳がん検診で精密検査に該当した方や、何らかの病気のある方は、市の検診ではなく、直接病院で検診を受けてください。なお、年1回の検診をお勧めします。


2008年 産婦人科医療統計報告

2008年の産婦人科医療統計がまとまりましたので報告します。

産婦人科統計

2008年1月1日〜12月31日

延べ患者数

入 院:4,642人(12.7人/日) 外 来:6,524人(26.6人/日)

婦人科手術件数

(1)開腹手術 14件

腹式単純子宮全摘術8件、同+両側付属期摘出術3件、同+片側付属期摘出術3件、子宮筋腫核出術0件、卵巣嚢腫核出術0件、外妊手術0件、卵管切除(卵管水腫)0件

(2)腟式手術 22件

腟式単純子宮全摘術+前腟壁形成術 2件、円錐切除術:ハーモニックスカルペル1件、筋腫分娩切除術1件、流産手術18件

がん化学療法

1例(卵巣がん Taxol維持療法)

死亡

3例(卵巣がん:serous papillary adenocarcinoma。化学療法。診断後4年・卵巣がん:clear cell adenocarcinoma。化学療法。診断後3年・加齢、多臓器不全)

産科:分娩数(22週以降)

152件

正期産145件、早産5件(34週以降)、死産2件(23週、25週)、初産72件、経産80件、里帰り分娩32件

自然分娩 131件、吸引分娩 6件、帝王切開15件(選択的12件・緊急3件)

既往帝王切開

7例 経腟分娩試行(VBAC)2例(成功2例)

出生体重

1,500〜2499g 16例、2,500〜3,799g 128例、3,800g以上 6例

Apgar score(1分値:生児)

8点以上150例

救急搬送

切迫早産 1例、PROM 1例、卵巣がん 1例、子宮体がん 1例、新生児(36週TTN)1例(予後良好)

高橋 道先生の診察日・手術日は9月24日(金)の予定です。
当院では、秋田県における婦人科腫瘍・手術の第一人者である、市立秋田総合病院婦人科科長 高橋道先生の応援をいただいております。がんに関する相談や、手術を受けるかどうか悩んでいる方は、高橋先生の診察を受けてください。

秋田大学田中俊誠教授の更年期外来は、3月で終了いたしました。
田中教授が定年退官されたため、4月から休止させていただいております。



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